かたつむりのフランス語カフェ

吾輩はふら語教師である。名前はかたつむりである。

フランスでApple信者になってしまった話

ボンジュール!かたつむりです。

今回は、フランスでひとりのApple信者(=僕)が誕生した経緯をお話したいと思います。

あらかじめ断っておきますが、これはためになるタイプの話ではありませんw ただ、フランスはパリの片隅でひとりのAppleユーザーが静かに生まれ落ちたという、それだけの話です。

現在愛用しているMacBook ProとiPhone 13

さて、僕は日本にいた頃にも、アップル信者とはいかないまでも、アップル製品を使ってはいました。高校生の時にはiPodを使っていましたし、大学で2台目のパソコンにMacbook Pro、初めてのスマホにiPhoneを買いました。

もちろんその頃からアップル製品は大好きでしたし、スマートで美しいフォルムと直感的な操作感にたまらなく魅力を感じていました。

ただ、学生の時はお金がなかったですし、一度買ったものを買い替えようという考えはまず起こりません。Appleの新しい動向をチェックすることもなく、スペックの進化も商品の新しいラインナップもどこ吹く風。

iPod、Macbook Pro、iPhoneはフランスに来るときに持ってきましたが、どれも動かなくなるまで使いました。Macbook Proなんて、レインボーカーソルが1分くらい回っていることもザラではなかったのですが、当時のぼくは驚異的な辛抱強さを誇っていたので「イラついたらこっちの負け」ぐらいの気持ちでマシンと向き合っていました。

このMacbook Proから新しいパソコンへの買い替えを検討したのは、コロナ禍のときです。コロナ禍でオンライン作業が増え、パソコンでいろいろなタスクをこなさなくてはならなくなり、手持ちのMacbookのスペックの低さがハンデキャップになることがしばしばありました。

で、もちろん新しいMacbookを買いたかったのですが、当時あまりお金がなくw、フランスの物価は日本よりも一層高いということもあり、DELLの安物のラップトップPCを買いました。600ユーロくらいです。日本円にすると9万円くらいで、それでもやっぱり高いですね。

僕は現在、DELLの27inchディスプレイを使っていて重宝しているのですが、この時買ったDELLのパソコンには正直失望しました。

コロナ禍で現物を見ずに買ったので筐体の安っぽさにまずがっかりし、ディスプレイ性能にがっかりし、バッテリーの減りの速さにがっかりしました。さらに1年ほど経った頃から、バッテリーの充電がうまくできなくなり(充電端子を指す角度によって充電できなくなる)、システムの挙動にも変なところが出てくるように。

結局2年ほど経った頃にもう我慢できなくなり、日本に一時帰国する予定があったので、そこでアップル製品をフランスよりも安く買おうと思いました。「安くて質の悪い製品を短い期間使うよりも、多少値段が高くても高品質の製品を長い期間使う方がいい」と自分を説得したわけです。

で、日本で僕が買ったのがMacbook Pro M1 Pro(吊るしモデル)。Amazonのセールで驚くほど安い値段がついていたので、円安も手伝ってフランスで買うよりもかなりお得に買うことができました。

このMacbook Proは、ディスプレイ性能もスピーカー性能もM1 Proチップの処理性能も文句なし。あまりの快適さにびっくりしました。

それ以来、ふたたびApple製品の虜になった僕は、AndroidスマホからiPhone 13へ乗り換え、iPad 9を買い足し、現在はアップルのエコシステムの中で生きています。Apple製品って組み合わせると本当に便利で、もうこのエコシステムから抜け出せそうにありませんw

以上、簡単ですが、フランスでひとりのアップル信者が誕生した経緯でした。