かたつむりのフランス語カフェ

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仏俳優スフィアン・ゲラブの経歴、出演映画まとめ #Netflix『Lupin/ルパン』刑事役

スフィアン・ゲラブ Soufiane Guerrab という名前をご存知の方は日本ではそれほど多くないはずだ。Netfilxドラマ 『Lupin/ルパン』の刑事役、あるいは映画『スクールライフ:パリの空の下で』の数学教師役だと聞いてピンとくる人がどれだけいるだろうか?

顔がわからない方は、次の『Lupin/ルパン』パート2の予告編を見られたし。1分33秒-1分42秒にスフィアン・ゲラブが登場する


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おわかりだろうか?主人公の泥棒アサンに翻弄されている刑事が彼。

かくいう私も、この大人気Netfilxドラマ 『Lupin/ルパン』を観て、スフィアン・ゲラブという俳優のことを知った(このドラマで彼は、怪盗アルセーヌ・ルパンに心酔する刑事という愛くるしいキャラクターを演じ、作品に興を添えている)。その後、映画『スクールライフ:パリの空の下で』やドラマ『エージェント物語』でも彼が演じていることを発見して、にやり。

ということで、スフィアン・ゲラブ について調べてみた。

この記事では、スフィアン・ゲラブの簡単な経歴を紹介しよう。

スフィアン・ゲラブは1987年2月18日フランス・パリ生まれ。アルジェリア系フランス人である。

自分から俳優を志したわけではなく、映画デビューのきっかけはなんと、たまたま雨宿りしていた映画撮影現場のテントでスカウトされ、オーディションを受けるように勧められたからだという。かくして2006年、長編映画『Mes copines(仮題:女友だち)』で端役として俳優デビューを果たした。以後、さまざまな映画やテレビドラマに端役として出演。

2011年、フランス公共放送「France 2」のテレビドラマ『Les Beaux Mecs(仮題:仁義あるごろつき)』でメインキャストのひとり、脱獄犯ケンズを演じて世に知られることになった。

2017年、グラン・コール・マラード&メディ・イディル監督の映画 『Patients(仮題:患者)』 身体障害者ファリド役を演じ、批評家に賞賛された。

2019年、パリ郊外の中学校生活を描いた映画『スクールライフ:パリの空の下で』でグラン・コール・マラード&メディ・イディル監督とふたたびタッグを組む。俳優は若い数学教師を演じているのだが、これがけっこうはまり役(映画もよくできている)。

飛躍の年となったのは、2021年。Netfilxドラマ 『Lupin/ルパン』で刑事ユセフ・ゲディラを演じた。このドラマはNetflixオリジナルドラマで非英語圏最大のヒット作となり、フランスだけではなく世界中で名が売れることになった。

2022年には、政治ものの映画『Les Promesses(約束)』イザベル・ユペールレダ・カテブらと共演。

現在、日本語で視聴できるスフィアン・ゲラブの主な出演作品は以下の通り。

Lupin/ルパン パート3(2023)
Lupin/ルパン パート2(2021)
Lupin/ルパン パート1(2021)
スクールライフ:パリの空の下で(2019)
エージェント物語 シーズン3第3話(2018)

 『Lupin/ルパン』パート3が2023年秋に公開されたばかりで、現在進行形の超ホットな大人気ドラマである。スフィアン・ゲラブはまだ36歳だ。彼の株はこれからもどんどん上がっていくだろう。